広島県東広島市の西条。
西条は「酒都」とも呼ばれる、日本有数の酒どころです。JR西条駅の周辺には歴史ある酒蔵がいくつもあり、酒蔵通りを歩きながら街並みを楽しむことができます。
実は私、西条出身なんです。
中学生、高校生の頃は、友人たちと一緒に駅まで歩いて通学していました。
その毎日の通学路に、酒蔵があったんです。
冬の寒い時期になると、酒蔵の近くを歩いていると、お酒造りの香りがふわっと漂ってきました。
当時は毎日のことだったので、それほど特別に感じていたわけではありません。
でも、西条を離れてからは、なかなかあの香りを嗅ぐ機会がなくなりました。
今でもどこかで似たような香りを嗅ぐと、
「あぁ、高校生の頃、この道を毎日歩いてたなぁ」
と、昔のことを思い出します。
私にとって酒造りの香りは、ただのお酒の香りではなく、**高校時代を思い出す「思い出の香り」**なんです。
酒粕の香りも、ちょっと好きだったりします(笑)。
今回は、そんな昔の通学路を、一緒に通学していた友人たちと歩いてみました。
昔は毎日歩いていた道を、今度は「酒蔵巡り」として歩く。
これが思っていた以上に楽しかったんです。
昔の通学路を友人たちと酒蔵巡り
まずはJR西条駅から酒蔵通りへ。
今回も昔の記憶をたどりながら、友人たちと一緒に歩きました。
最初に訪れたのは白牡丹酒造。

趣のある建物が並んでいて、酒蔵ならではの雰囲気があります。
その後は西條鶴や御茶屋跡などを見ながら、酒蔵通りを散策しました。
酒蔵の煙突や白壁など、歩いていると「酒の町に来たんだな」と感じる景色があちこちにあります。



でも、私たちにとっては、それだけではありません。
歩いていると、
「ここ、昔は居酒屋だったよね」
「この辺、こんな感じだったっけ?」
なんて、昔の記憶が次々と出てきます。
昔と今では、景色が変わっているところもあります。
酒蔵巡りをしながら、気がつけば昔話に花が咲いていました。
一緒に通学していた友人たちと、何十年も前のことを思い出しながら歩く。
これが本当に楽しかった!
そして、みんなで話していたのが、
「昔は、ここがこんな観光地になるなんて思ってなかったよね」
ということ。
毎日通っていた頃は、酒蔵があるのが当たり前。
それが今では、県外からも人が訪れる観光地になっています。
西条を離れてから改めて歩いてみると、昔は気にも留めなかった景色まで新鮮に感じました。
西条が酒どころになった理由は「水」にもある
酒蔵通りを歩いていると、西条がなぜ酒どころとして発展したのかも気になってきます。
日本酒造りには、もちろん水が欠かせません。
西条では、龍王山からの地下水が使われています。
この水はミネラルが少ない軟水。
日本酒造りには硬水のほうが向いていると考えられていた時代に、西条では軟水でもおいしい日本酒を造る技術が発達し、全国有数の酒どころになったそうです。
「水が違えば、酒造りも変わるんだ」と思うと、ちょっと面白いですよね。
酒蔵によっては仕込み水を飲める場所もあり、実際に味わってみることもできます。
ただ酒蔵を見るだけではなく、西条の水や酒造りについて知りながら歩くと、酒蔵巡りがさらに楽しく感じられました。

酒蔵巡りの途中でランチ!仏蘭西屋へ
たくさん歩いたので、途中でお腹も空いてきました。
今回ランチに訪れたのは、仏蘭西屋。
注文したのは、牛ほほ肉の美酒煮込みランチです。
これがとってもおいしかった!
牛ほほ肉は、お箸でほぐれるくらいホロホロ。
口に入れると、とろっと柔らかくて、ローズマリーのソースとの相性もよかったです。
前菜の枝豆スープも優しい味で、酒蔵巡りで歩いた後にちょうどいいランチでした。
お店の雰囲気も居心地がよく、ついつい長居してしまい、最後にはデザートまで追加(笑)。
シフォンケーキとバニラアイスまでいただいて、大満足でした。
酒蔵巡りというと「日本酒を飲むこと」が一番に思い浮かぶかもしれませんが、街歩きとランチを組み合わせる楽しみ方もおすすめです。



お土産に大吟醸マカロン
ランチの後は、再び酒蔵巡りへ。
賀茂鶴のショップにも立ち寄りました。
そこで気になったのが、大吟醸マカロン。

「日本酒とマカロン?」と思いましたが、珍しかったのでお土産に購入。
どんな味なのか、食べるのも楽しみです。
ショップの中には、思わず写真を撮りたくなるようなトリックアートもあり、最後まで楽しめました。

日本酒そのものだけではなく、酒蔵ならではのお菓子やお土産を探すのも、酒蔵巡りの楽しみのひとつですね。
2026年10月は西条酒まつり!
そして、西条といえば忘れてはいけないのが酒まつり。
2026年は、**10月10日(土)・11日(日)**に開催されます。10日は10:00~19:00、11日は10:00~17:00の予定です。
酒まつりは、西条中央公園や西条酒蔵通りを中心に、街全体が会場になる大きなお祭り。
メイン会場ではグルメやステージイベントが楽しめます。
日本酒好きの方が特に気になるのが、全国の日本酒を楽しめる**「酒ひろば」**。
2026年の酒ひろばは、西条中央公園の西側で開催され、入場券が必要です。時間帯ごとの完全入れ替え制で、1クールの試飲時間は2時間15分となっています。
また、酒蔵会場では、各酒蔵で限定酒の販売や有料試飲など、それぞれ趣向を凝らしたイベントが予定されています。
酒まつりの開催日や会場、チケットなどは変更になる場合もあるので、行く前に公式サイトで最新情報を確認してください。
私が中高生だった頃は、まさか毎日通っていたこの町が、こんなにたくさんの人が訪れる観光地になるなんて思ってもいませんでした。
そう考えると、地元出身者としてはちょっと感慨深いものがあります。
酒まつりへ行くならアクセスにも注意
酒まつり期間中は、JR西条駅周辺一帯が会場となるため、かなりの混雑が予想されています。
JR西条駅南口から会場までは徒歩1分なので、電車で行ける方は公共交通機関を利用するのが便利そうです。
車の場合は、酒まつり専用の臨時駐車場が広島大学北第3駐車場に用意されます。
2026年は駐車料金が1日1,000円で、駐車場から会場までは無料シャトルバスが約15分間隔で運行される予定です。
そして、お酒を飲む予定の方はもちろん、飲酒後の運転はできません。
酒まつりで日本酒を楽しみたい方は、最初から電車などの公共交通機関を利用する計画にしておくと安心です。
西条は日本酒を飲まなくても楽しめる
今回、久しぶりに西条の酒蔵通りを歩いてみて思ったのは、日本酒が好きな人だけの観光地ではないということ。
酒蔵や歴史ある建物を見ながら街を歩いたり、ランチを楽しんだり、お土産を探したり。
そして私たちのように、昔の思い出をたどりながら歩くのも楽しいです。
特に、昔の西条を知っている人なら、
「ここ、昔は○○だったよね」
なんて、記憶を掘り起こしながら歩いてみるのも面白いと思います。
これから西条酒蔵通りへ行く方へ
酒蔵通りを歩くなら、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
酒蔵やショップを見たり、途中でランチをしたりしていると、思っている以上に歩きます。
また、行きたい酒蔵やランチのお店が決まっている場合は、定休日や営業時間を事前に確認しておくと安心です。
そして10月の酒まつりに行く場合は、普段の酒蔵通りとは混雑具合も違うので、アクセスやチケットなどを事前に確認しておくのがおすすめ。
酒まつりを楽しむのか、普段の日にゆっくり酒蔵巡りをするのか。
どちらを選んでも、違った楽しみ方ができると思います。
昔の通学路を歩いてみて
今回、一緒に通学していた友人たちと西条の酒蔵通りを歩いてみて、本当に懐かしく、楽しい時間を過ごせました。
昔と変わったところもあれば、変わらないところもある。
昔は毎日歩いていた道なのに、今は観光地としてたくさんの人が訪れている。
そして、冬の寒い日に酒蔵から漂ってきたあの香りは、今でも私の中に残っています。
西条は、私にとって「日本酒の町」であると同時に、中学・高校時代の思い出が詰まった大切な故郷です。
西条を離れた今だからこそ、改めて歩いてみて気づいた魅力もありました。
10月の酒まつりで初めて西条を訪れる方にも、ぜひ酒蔵だけではなく、街そのものを歩いて楽しんでもらいたいです。
そしてもし冬に訪れることがあったら、酒蔵から漂う香りにも、ちょっと注目してみてください。
私にとっては、青春時代を思い出す**「思い出の香り」**です😊

